荏開津広×渡辺志保のラップ詞談義 混沌の時代に響くリリック
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注目のコメント
"渡辺:アメリカはラップと詩の朗読、つまりポエトリー・リーディングの境目がいい意味で曖昧ですよね。
ジル・スコット(Jill Scott)やノーネーム(Noname)といった、ポエトリー・リーディング出身のミュージシャンも数多くいます。「スラム」と呼ばれるアメリカのポエトリー・リーディングのバトルの動画を見ると、まさにラップバトルのように盛り上がっていることもあって。それくらい2つの表現が近い場所にある。
アメリカだとパフォーミング・アーツに対する敷居が低いからなのか、ラップ・詩・演劇の世界がすごく近くていいなって思っていたんですよ。それこそ、ジル・スコットは女優としても開花しているし。
私は現代詩や演劇には全く詳しくないのですが、そこがうまく組み合わさると、日本のヒップホップ・シーンにもまた新しい地平が開けていきそうな気がします。"