[パリ 7日 ロイター] - フランスの銀行大手クレディ・アグリコル<CAGR.PA>のフィリップ・ブラサック最高経営責任者(CEO)は7日、国内の経済活動に回復の兆しが見られると述べた。

同CEOはラジオ局BFMビジネスに「5月末から6月初めにかけて、非常に心強いデータがある。特に小売店の電子決済端末のデータがそうだ」と指摘。

「新型コロナウイルス危機前は1日当たり2億7000万ユーロ(3億0486万ドル)だったが、コロナ危機で1億ユーロに減少していた。6月は3億ユーロだ。少なくとも巻き返しの効果が見られ、将来に明るい兆しが出ている」と述べた。

フランス銀行(中央銀行)は6日、国内の経済活動が少なくとも現行水準を維持すれば、第3・四半期の国内総生産(GDP)が14%拡大するとの見通しを示した。前四半期の落ち込みから急回復し、2020年の見通しを上方修正する可能性があるという。