帝国ホテル 東京本館にバリアフリールームが9室設置
HotelBank (ホテルバンク)
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注目のコメント
少し前進ではあるものの業界の問題を感じる記事です。
端的にいうと「本気ではない」ということです。
まず業界には「バリアフリールームは売りにくい」という
暗黙の了解のようなものがあります。
一般の方にはバリアフリールームの手すりなどが受けず、
売れ残りやすいということのようです。
上記には京王プラザホテルの「取り外しができる手すり」や、
マンション施工でのユニバーサル対応の事例もあり、
工夫のしようはあります。
そもそも厳密にはバリアフリーとユニバーサルは異なる概念です。
バリアフリーは「バリア(障害)」を前提にそれをなくす方策で、
例えば階段にスロープをつける発想です。
一方ユニバーサルはそもそも障害がないようにデザインし、
「誰でも」使いやすいようにしたもので、
例えば段差がないデザインをする発想です。
業界ではバリアフリールームとユニバーサルルームが混同され、
同じものとして考えている方が多々いらっしゃる。
すでに超高齢化社会と言われている日本では、
ユニバーサル対応がホテルに求められると言われていながら、
パラリンピック開催時に対応の客室不足も指摘されています。
とまあ、問題を挙げるとこうなってしまうのですが、
この報道を契機に少しでも普及・対応が進むことを願っています。