[パリ 5日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるビルロワドガロー仏中銀総裁は5日、新型コロナウイルスの感染拡大で低迷したフランス経済が1カ月前の想定通りか、もしくは想定よりやや速いペースで回復しているとの認識を示した。

仏中銀は先月、国内の経済活動は6月末時点で通常の水準を12%下回ると予想。新型コロナ感染防止のためのロックダウン(都市封鎖)を導入した3月下旬の時点では通常と比べて32%落ち込んでいた。

仏中銀は7日、月次の企業景況感調査の結果を踏まえ、最新の見解を示す見通しだ。

ビルロワドガロー総裁はLCIテレビで「回復は少なくとも想定通りに進んでおり、おそらく想定より若干良い」と述べた。また第2・四半期の成長率について、仏中銀が先月示したマイナス15%との見通しより「やや良好」な可能性があると語った。