成長戦略としてのガバナンス改革は、失敗だったのか
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「成長戦略」の一つとしてアベノミクスが進めてきたコーポレートガバナンス改革について検証する研究活動を続けてきたが、「成長戦略としてのコーポレートガバナンス改革は、必ずしも成果が出なかったのではないか」という。」「日本は2000年代初頭に改革が実現できなかったので、もう一度、株主の利害をもう少し強くして、成長するための改革をした。遅れたばかりに、動きがねじれてしまった。」
確かにすこしねじれてしまったのですが、コーポレートガバナンスコードを自民党に提案した本人として言わせていただくと、ないよりずっといい。古くて遅れた戦後日本はやっと消えつつある。
メディアが書かないから、私がCGコードを提案したストーリーをここに書いた。https://bdti.or.jp/2016/04/02/cgcbirthnext/ 皆さまはそのURL添付書類も含めて全部読むと、驚くであろう。
宮島先生はあのごろに私のおオフィスまでやってきて、この変な外人は何をなんで提案しているのか、気持ちよくランチを食べながら調べた。METIに派遣されていた可能性はゼロではない。あのごろには、否定的だった。「日本では」「日本企業にはどうして社外取締役が必要か?」などなど懐疑的でした。
時代が変わるにつれて、先生の進化した。今はとてもいい研究、いたビューを色々と行っているのをみて、「よかった」とおもう。でも、一切舞台裏で本当に起きたことを誰も書かない。日本の主要政策は変な外人に提案された(それも、成長戦略の概念自体も)歴史を残すことが恥ずかしいのかわからないが、私がしたことに触れることはタブーのようです。「アベノミクス」というネーミングがあるぐらいだから、誰かに怒られると思ているであろう。
だったら、その意味で日本はそんなに変わっていない、ということになる。先生は変わりうるが、企業な変わりうるが、メディアと政治家は変われない。