[ロンドン 3日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した英国の6月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は47.1で、5月の29.0から上昇し速報値の47.0からも小幅上方修正された。新型コロナウイルス感染防止のための規制が緩和されたことで記録的な落ち込みから回復した。

IHSマークイットのエコノミクス・ディレクター、ティム・ムーア氏は「サービス業の4社のうち1社以上が6月に新規事業が拡大したと回答した。これは、経済活動の段階的な再開と、蓄積されていた需要が原因。しかし、ロックダウンで引き続き旅行やレジャーは控えられており、主要なサービス部門の企業は、新型コロナの流行を受けてビジネスと消費支出は低迷と回答している」と述べた。

サービス業で、事業活動が減ったと回答した割合は33%で、前月の54%から縮小した。活動が活発化したと回答したのは28%だった。

サービス部門と製造業を合わせた総合PMI改定値は47.7。5月の30.0から上昇し、速報値の47.6から小幅の上方修正となった。