[フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事は2日、ドイツ当局がECBの公的部門証券買い入れプログラム(PSPP)の比例性を評価するために要求した資料について、ECBは全て提供したとし、ドイツ連邦銀行(中央銀行)による債券購入は継続可能との見解を示した。

ドイツ連邦憲法裁判所は5月、PSPPを巡り、ECBが政策の必要性を証明しなければ、ドイツ連銀は3カ月以内に国債買い入れを停止する必要があるとの判断を下した。

メルシュ理事は講演で「ドイツ連銀が8月5日以降もPSPPに基づき買い入れを継続することに何ら障害はないと見ている」と述べた。