【パリ再起動】一夜で生まれたPopUp自転車レーンがまちを救う
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「MaaS」「Beyond MaaS」の共著もあるモビリティ・デザイナーの牧村和彦さんに毎週、世界のモビリティ再起動の様子を連載していただくことになりました。
初回は「パリ再起動」です。コロナの第2波を抑え込みながらどう都市が再起動していくのかをお届けしていきます。コロナによってどれだけイノベーションを加速して本質的な社会の生産性を高められるかは、今後10年以上にわたって各国の経済の根本的な差になって現れる。
日本はこれを機に停滞した平成から本当の脱却を目指したい。モビリティの特集は「Beyond MaaS」からの転載ベースなので、もう少し整理して貰えると嬉しいですね。
要素に分けると、こんなものでしょうか。
①移動体
②道路
③駐車空間
④公共交通
⑤アプリ
これらをどの程度の(街の)大きさで最適化するか?に尽きるはず。
個別要素で見た場合、盲点なのは③の駐車空間だと思いますが、海外事例だと中々プレイヤーが見えてきません。国内ならば、akippaやタイムズ、軒先パーキングなどが有りますので、結節点としてどこを押さえるかが肝になる?
これが電動キックボードだと、自宅とオフィスに持ち込んで充電も出来てしまうので、最も安く便利な①モビリティだと思います。④にも乗れるし。
規制の問題が大きいですが、③の問題を解決する有効な①モビリティとしてキックボードは有り。そのための②道路をどうデザインするか?といった、①~④をグルグル回る課題解決をしていく必要が有ります。
既得権益のグリッド・ロックに陥らないよう、エリアを指定してトップダウンでやるのが一番ですね。そして利用者にどんな①を選んで貰うのか?
可変パラメーターが多いので、思わぬところが漁夫の利を得そうな構図も面白く、基本電動モビリティと仮定すれば③の駐車空間を充電ステーションとしてマルチ・モーダル対応したところがRecurring Revenueを獲得出来るかと。