[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米ニューヨーク州のクオモ知事は25日、同州の新型コロナウイルス感染症の入院者数が996人と、3月18日以来初めて1000人を下回り、ウイルス感染拡大抑制で重要な節目を達成したと明らかにした。

24日時点の死者数も17人と、感染が極めて深刻だった時期の1000人超から大幅に減少した。

クオモ知事はツイッターへの投稿で「われわれは共に感染カーブを折り曲げた。この取り組みをここでやめることはない」と述べた。

一時は米国の新型コロナ震源地だったニューヨーク州では、新型コロナ感染症による死者数が3万1000人超と、全米の4分の1超を占める。しかし、厳格なロックダウン(都市封鎖)措置を実施し、ウイルス制御を成功させた。

一方、米西部や南部では経済活動再開に伴い、コロナ感染者が急増。ロイターの集計によると、23日時点の米国内の新規感染者数は約3万6000人と、4月下旬以降で最多を記録し、過去2番目の水準に達した。