「アースミュージック&エコロジー」を手がけるストライプが中国市場から撤退
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注目のコメント
拙記事です。
セクハラ問題に揺れるストライプが、中国市場から撤退します。
アリババの日本法人と提携して仕掛けたニューリテール戦略は成果を見るのが楽しみだったのですが、いろいろ残念です。投資・回収計画も野心的過ぎましたね。
海外系ブランドが続々と撤退している中で、「ユニクロ」と「無印良品」はコロナの影響からも回復しつつあり、強さを見せているとのこと。
一方で、中国市場への参入を決めていた某ファッション・アパレル企業も、このタイミングでは難しいと、出店を延期しています。
当面、越境ECで対応することになると思いますが、むしろ、先行してデータを集めたり、中国向けの仮想D2Cブランドとして展開したりすると、予期しない面白い成長発展ができたりするかもしれませんね。アパレル業界への愛を感じるすごく良い記事でした。
アースミュージック&エコロジーは台湾に30店舗近く、タイにも10店舗以上展開するなど、もともと海外展開も積極的で、知見がない中で火傷したような構図では決してないと思います。
台湾法人の社長夫妻が中国立ち上げのチームビルディングをするなど、プロジェクトの進め方も含めて肝煎り感のあるものでした。
記事でも2019年度で収支がブレークイーブンになったとあり、めちゃくちゃ残念。悔しい思いをしている方も多いかと思います。
コロナの影響もあり、キャッシュフローが悪化しているのは大抵のアパレルに共通するところで、各社止血を迫られているような状況。どうにか耐え忍んでほしい…。わたしも海外事業を担当してた事があるけど、日系アパレルは日本国内と同一のMDで対応してる事が多く、日本の本社との連携に課題がある事が多い印象。また、例えば北京や広州では人々の体格が全然違うし、気温も全く異なるので、フリーサイズ展開が多い日系レディースアパレルを国内と同一のMDで展開しようとするとどうしてもどこかで齟齬が生じる。また、中国は日本以上に小売が日進月歩しておりそもそも難しい印象が強い。ほんとに大変だったと思う。