【直撃】日本の金融インフラは、あまりに古い
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多くの金融機関のシステムは、20~30年前ぐらいに作られたスパゲティプログラム(複雑に絡まりあったシステム)です。
古いシステムに、継ぎ足し、継ぎ足し、で作られています。
そのためインフラとして使い勝手が悪く、かつ処理スピードは遅く、コストだけ高くつき、外部サービスとの連携もスムーズにできません。
これはまさしくその通りだと思います。日本の金融機関の多くは、レガシーシステムに依存しており、基幹システムの老朽化が足かせになっていることを認識していながらも脱却できずにいます。フットワークの軽い(レガシーを持たない)異業種からの新規参入者と伍していくには、レガシーシステムの継続的な新陳代謝をもっと積極的に行っていかないと厳しいですね。株式売買の手数料無料は一般的になりました。そこで差別化はできません。手数料無料の震源地であるロビンフッドは、サブスクモデルで信用取引を含んだコースを有料にしています。それだけでも優位性が出せないため、証券口座を開設し、資金を集め、運用しはじめました。
最終的には、チャレンジャーバンクのように、決済や保険など、さまざまなサービスをクロスセルするでしょう。
B2Cでは利益を出すことがむずかしいですが、B2B2Cモデルで、企業向けのSaaSを提供すれば、マネタイズは比較的容易です。といっても、利益を出すまでには相当の覚悟が必要です。
ストリームはそこにチャレンジしています。カード会社など顧客を多く抱えた企業へのサービス提供は有効ですね。個人投資家が急激に増え、かつその多くの方が長期保有を志向されている今、まさに求められているサービスだと思います。
証券取引にしても、投信にしても、初めてみよう!と思ったらかなり高い手数料を取られたり、面倒な手続きがある事で、途中離脱している方も多いと想像します。
個人の資産運用が加速している中、こういったレガシーからの脱却を決断される金融機関が生き残っていくのでしょう。