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延期のセルビア議会選、与党圧勝 長期政権、野党不在の恐れ

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  • 西バルカンリサーチラボ合同会社 代表

    21日に投票が行われたセルビア議会選挙は、ブチッチ大統領が党首を務めるセルビア進歩党(SNS)が6割以上の票を獲得し、単独で3分の2を超える議席(定数250のうち190議席以上)を得ることが確実となりました(一部の投票所において選挙不正が確認されたため、当該エリアで7月1日に再投票実施が決定しており、最終的な選挙結果はその後に確定される予定)。現在SNSと連立政権を構成しているセルビア社会党(SPS、党首はダチッチ外相)も30議席以上を獲得する見込みであり、仮に現在の連立が維持されれば2党で220議席以上を占めることになります。SNS、SPS以外で足切りライン(阻止条項)の3%を超える票を得た政党は1つのみでした(阻止条項が適用されない少数民族政党を除く)。
    このSNSの圧勝劇を招いた最大の要因は、主要野党が「公平な選挙を行える環境にない」として選挙をボイコットしたことなのですが、このボイコットに対しては、「結果的にブチッチ大統領の支配力を強めただけだ」として、現政権に批判的な層からも批判の声が多い状況です。一方で、議会に野党がほぼ不在となってしまったため、セルビアにおける議会民主制自体の正当性が問われかねない状況となっており、与党側もこの圧勝劇を手放しで喜ぶことは出来ないと思われます。
    欧米のバルカン専門家の間では、「この選挙に勝者はいない。正当性を失った与党も、無策の末に与党の支配を許した野党も、そしてこの状況に対し見て見ぬふりをするEUも、皆が敗者だ。」と指摘する声も上がっています。


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