トランプ大統領の選挙集会に異変。なぜ空席が目立った? TikTokで若者たちが席を偽予約か、陣営に激震
コメント
注目のコメント
昨日コメントした「K-popファン(とTiktokユーザー)による、トランプ集会のチケットを買い占めて実は行かない、という運動」というのは、少なくともある程度は本当だったかもしれません。
トランプの選挙陣営は「100万枚のチケット申し込みがあった」と表明していましたが、実際には2万人収容のスタジアムはだいたい半分ほどしか埋まっていないように見えます。
イタズラをしかけたティーンたちは、アップしたビデオは1日ほどで削除し、申し込みの電話番号はGoogleVoiceの捨て番号を取って使うという賢さ。このチケット申し込みで連絡先をゲットしようというトランプ陣営のデータ戦略へのイタズラにもなっています。
2016年選挙で、民主党支持者にヒラリーの(嘘も含めた)悪口をソーシャルで流して成功したトランプ陣営は、新しいソーシャルメディアで返り討ちに遭ったという構図です。
なお、私が読んだ元記事はNY Timesです。この若者たちの行動が本当だとすると、まさに民主主義の危機です。
民主主義の構成員としてやってはいけないことをした、ということになります。
Fake News同様に問題扱いされるべきものでしょう。悪いことをした相手に悪いことで返すのは、民主主義の法治国家ではありません。
これが本当だとしたら、トランプ大統領にこれをしたという視点ではなく、民主主義としてこの問題にどのように対処するのか、が気になります。
結果としてソーシャル・ディスタンシングの会になりました。この問題がなければトランプ弱いですが、これで共和党結束も考えられます。偽予約を入れたとしても、上限なしでチケットを売っていたので、本当にトランプ支持者が殺到していれば売ったチケットの数よりは人が少なくてもスタジアムは埋まり、屋外ステージにも人が集まっていただろう。それが起きていなかったのは、トランプの支持者ももうかつての熱意を失ったということ。ただし、集会に来ないからといって選挙の時に投票しないというわけでもない。かつてのような勢いはないが、かといってバイデンに雪崩を打って票がシフトするわけでもない。