哲学者が今なぜ、教養の必要性を訴えるのか - 世の中をよくしたい若者が増加中
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注目のコメント
学生時代、倫理学の講義冒頭で「必読」とされたのが戸田山先生の『論文の教室』でした。
文中書籍は未読ですが、「教養」について個人的に一言。
「世の中を良くしたい」という若者は素敵ですが、「今ってよく分かんない」であっても同様に「教養のスタートライン」ににいるのではないでしょうか。
「改善・理解・破壊・創造」どれであっても「世間」に対峙して考えていると、「教養」というものは自ずと身近なものになりそうです。
あとはその「精度」をどれだけ高められるかだと思っています。
とりあえず哲学科の学生に、「「哲学」という行為は世間に十分通じる」ということはお伝えしたいです。ウィズコロナの不確実な時期だからこそ、環境や状況に振り回されるHOW TO DOやWHAT TO DOの知識を得るよりも、WHY TO DOを見つけるために時間を使った方がアフターコロナの新しい世界にスムーズに適応しやすくなると思う。
>世の中がいまのままでいいというなら、教養よりも処世術のほうが役に立つでしょう。でも、もっとましな世の中にするための仕事は、教養がないとできません。そのことを伝えたかった
> 世の中がもっとよくなるよう自分も貢献したいという思いがあれば、必要な知識は自ずと入ってくる。教養とはそういう「態度」のこと