不二製油、カカオ調達が映すESG経営の本気度
日本経済新聞
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不二製油は以前からサステナビリティへの取り組みで事例によく取り上げられる企業です。カカオ農園やコーヒー農園などでの児童労働はESG観点ではネガティブ要因(場合によっては不祥事扱い)ですし、ESGに関わらず訴訟問題や不買運動に発展しやすい問題なので、対応はどれだけしても十分すぎるということはないと思います。
ちなみに「児童労働は本人やその家族が望んで働いている場合があるからいいんじゃないの?」というご質問を日本企業の方から頂くことがあります。
児童労働が法律違反である国は多いので、農園は取締り対象となり、日本企業も取引先を失います。また仮に取締り対象出なかったとしても、子供という理由で給料が払われない、低い、長時間労働を強いられる、ということもよく起こります。これは国際的には「人権侵害」ですので、企業として人権侵害に加担することになります。つまりESGであるかどうかよりそもそも自社にとって不利なことしか起こらないので、対応してしかるべき問題ということです。