株も債券も一緒に動く、資産連動性は20年ぶり高水準-JPモルガン
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株と債券が負の相関性を持つことが常識なので、足元の正の連動性の高さが目を引くのは理解できるけど、それはあくまで需給からくるもので基礎的条件との対応関係が変化しているわけではないと思う。
したがって、資産分散効果への疑問を短期的に投げかけても意味はなかろう。米連邦準備制度理事会(FRB)が実質ゼロ金利政策を2022年まで行う可能性を示唆し、更に個別の社債買い入れを開始すると発表してしまえば、株式市場も債券市場も買いが入るのは当然です。
本来でしたら、教科書的理論では株や債券など異なる金融市場ではそれぞれ異なる動きをする筈です。ところが、有事である新型コロナショックに対応すべく、FRBが使える武器を使い切って、流動性を必要以上に供給することで、市場を支えているのですから、市場資産価格が全て一方方向に向かうしか有り得ません。
相場下落の保険として個別市場のプットオプションを購入するか、ベア型のETFに投資するなどの手段を講じない限り、現在のところは、旧態依然の逆相関性が高い異なる市場に投資することではポートフォリオのリスクヘッジにはならないでしょう。