「ベーシックインカム」で、人々に回復力を 推進者の経済学者が訴え
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コロナ感染のような事が二度と起きない保証はないので、人が生きていけるだけの最低限のセーフティーネットは必要です。実際、保守でありながらトランプ政権は、今一時的ですが半分UBIみたいなことやっていますし、今年の冬にまた感染が急増したらロックダウンだけで済みません。今回の緊急失業給付も企業援助も問題だらけですし、毎回パニック状態でバラマキを繰り返す事もできません。直接給付による安定した最低限の生活保証が必要です。
実は、給与の一部を政府が負担するFederal Job Guarantee (FSG)案もでていますが、仕事をベースに援助を設定すると、何らの理由で仕事ができない人にはサポートがありませんし、今回のようなロックダウンで仕事ができない場合はUBIしかありません。さらに、UBIの良いところは、生活保護や年金のような管理が必要ないので、運営コストを最小限に抑えることができ、社会主義のような極端な累進課税ではないので、今の資本主義の環境でUBIを実施することができ、頑張ればお金持ちになれることです。今回の感染症に関わらず社会保障自体を見直す必要を感じているため、記事を読みながら考えてみました。結果、私の中では、既存制度とBIの折衷案がベストなのではないかという結論に落ち着きました。
具体的には、生産年齢人口減超高齢社会で持続困難な共助で成り立つ社会保険(年金・健康・介護・雇用・労災)と子ども手当は思い切って廃止し、全国民に一律金額を支給する。
また、BIのみで生活できない方への対応として、セーフティネットである生活保護や生活困窮者自立支援、難病や障がい者対応などの支援は残す形などうでしょう(ただし、生活保護受給者からも医療・介護保険は実費負担してもらい、高額医療・介護サービス費の上限額は要見直し)。
とはいえ、現実的には終末期や死生観も議論できず、高齢化率28.4%の日本が率先してBI具現化に向けて検討をするとは思えず、導入に向けてするとしたら、他国でBI導入が成された後『ウチもソロソロいっとく?』みたいな形で始まる流れに1000点です。