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北朝鮮「爆破」の瞬間映像 北メディアが公式発表

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注目のコメント

  • 武貞 秀士
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    拓殖大学大学院 客員教授

    北朝鮮が予告通り連絡事務所を爆破したことで、いくつかのことがわかってきた。
    (1)この爆破のあとすぐに韓国が南北協議に乗り出すとは北は考えてはいない。しばらくは南北協議は棚上げにする方針であることか鮮明になった。米国の対北制裁解除を最優先にしている北は、米国の大統領選挙が終わる11月まではトランプさんが身動きできないことを知っている。
    (2)連絡事務所爆破を実行しても、北朝鮮は文在寅政権が風船作戦阻止に全力をあげると信じているので、爆破することで北朝鮮が損をするとは思ってはいない。文政権の政策は対北強硬姿勢に転じることはないとみなしている。北朝鮮の文在寅政権に対する認識は、2018年2月の冬季五輪以来の南北間の交流の経験で固まった。
    (3)北朝鮮は食料不足、貿易量の激減からくる物資不足で経済が厳しくなっているが、中国からの支援のメドがついていて、韓国や国際社会に下手に出る必要はないと判断している。
    (4)朝鮮人民軍総参謀部と統一戦線部が担当する対南政策を金与正・第一副部長が統括していることが鮮明になった。それは公式報道のとおりだった。


  • 松川 るい
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    参議院 議員

    ビラはただの口実だろう。北朝鮮内部で何かが起きている(金正恩体制の危機)のではないか。南北連絡事務所を爆破すれば何が起こるか、①対南関係(対国際関係)を緊張にもっていこうとしている、②これを主導したのが金与正氏であることから、金与正氏の地位向上と軍統制もある。その目的は何か、①についていえば、金正恩自身の健康にやはり問題があり、権力承継に備えておく必要があるのか、また(and/or)、コロナ下での経済危機が厳しくなっており、体制引き締めの必要性が高まっているのではないか。その状況を打開するために、ムンジェイン政権に対して、率先して北朝鮮のために働き、制裁を解除するように努力せよとのメッセージを発している。もう一つは、対米(国際社会)に対し、瀬戸際外交を展開するということなのではないか。危機を作り出し、ディールをするという先祖返りの手法である。これからの北朝鮮のさらなる行動やメッセージでもう少し意図は明らかになってくると思う。ムンジェイン大統領の対北融和姿勢はそれでも揺るがないとは思うけれど。日米韓の連携が重要。また、中国の巻き込みが重要。でも、米中対立の中でそれはどうなんだろうか。


  • 金 俊年
    JNK INTERMARKETING 代表

    予告通りに爆破、そして近々北朝鮮軍の開城公団駐留も実行される事でしょう。

    2018年の南北首脳会談で合意した事が殆ど進んでおらずとうとう北の怒りが爆発しましたね。今回のきっかけとなった北への風船ビラ散布についても相互敵対行為の中止を謳った平壌宣言違反とも言えます。

    2年前に南北首脳間で合意した開城公団及び金剛山観光再開、南北鉄道連結事業などがアメリカの圧力に負けて韓国側では全て推進出来ませんでした。北は相当歯がゆく感じていたはずです。

    また金正恩委員長が推し進めた2015~20年の「国家経済発展5カ年戦略」も頓挫した訳ですから、その責任を米韓に擦り付ける必要があります。つまり爆破は国内向けの政治パフォーマンスという面も。

    北の行動がエスカレートする中で、文大統領としては昨日の発言通りこれ以上はアメリカのいいなりにならず南北首脳間で約束した交流案件を真摯に実現していくものと思われます。

    さて、アメリカはどう出てくるやら…


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