[デュッセルドルフ(ドイツ) 15日 ロイター] - スペインは、ドイツの一部観光ツアー客の受け入れを試験的に再開した。入国制限の解除を2週間後に控え、地中海のバレアレス諸島に1万人のドイツ人観光客を迎え入れ、新型コロナウイルスの感染対策をしながら、どうツアー旅行を受け入れていくか模索する。

15日朝、ドイツのデュッセルドルフ空港には、マスク姿の数十人のツアー参加客が旅行会社が手配したチャーター機に搭乗する列に並んだ。早くも半そでシャツ姿になったツアー客の1人は「現地はいつもより静かだと思う。再び旅ができるようになって嬉しい」と話した。

ホテルは、利用率を50%に抑え、入り口には検温カメラを設置する。14日、パルマ・デ・マヨルカのホテルでは、フェイスシールドを付けた清掃員が、ビュッフェ用テーブルに食器を並べるなど、久しぶりに宿泊客を迎える準備をした。ホテルの床には、ソーシャルディスタンスを呼び掛けるための目印のシールが張られた。