[ソウル 10日 ロイター] - 韓国統計庁が10日発表した5月の失業率(季節調整済み)は4.5%と前月の3.8%から上昇し、2010年1月以来約10年ぶりの高水準となった。新型コロナウイルスの世界的大流行に伴う雇用の削減が響いた。

5月の就業者数は前年同月比39万2000人減少。減少幅は4月の47万6000人から縮小した。

職探しを断念した人は前年同月比3万9000人増え、3カ月連続で増加した。

統計庁の担当者は、小規模な小売業者や飲食店、宿泊施設で今なお大規模な解雇が行われていると指摘。飲食店の雇用はやや改善したようだが、コンビニエンスストアなどの小規模店舗は依然、厳しい状況に直面していると説明した。