カズが変えたブラジルの日本人観。“サッカー下手”を覆す偉大な功績。
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注目のコメント
Impossible is nothing!
アディダスの宣伝を地で行くレジェンド!
ある意味、一番スゴイのは、静岡学園のレギュラーでもない普通の選手の息子の「ブラジルでプロになる夢」を尊重して、高校中退を許しブラジルに送り出した家族かと。
父親として自分ならできたか…?日本にプロフェッショナルリーグがなかったこの時代。
後に帰国したカズやその前から読売クラブに所属していたラモス、当時二部の住友(後の鹿島アントラーズ)に加入したブラジルの英雄ジーコが日本人サッカー選手にプロ精神を伝達したと言われています。
日本人はブラジルからサッカーを学んだわけです。
この時代のカズのブラジルでの成功はどのような意味を持つのか。
現代の日本人選手の欧州での成功や
アジア中堅国、東南アジア出身者選手のJリーグでの成功よりも
困難であったはずです。
アジアの中でも後進国であった日本から当時のトップリーグであったブラジルでの挑戦であったのだから。
今欧州で挑戦する日本人選手に向けられる評価には「戦術理解度」「協調性」「プロとしての姿勢」などの言葉を与えられるケースが多く見られますが、この時代のサッカーは個人技偏重の全盛期でブラジルがその先頭を走っていた。前にあげた日本人の評価はない中での挑戦でもありました。
カズの帰国からしばらくしてJリーグが開幕。プレーもちろんのこと、そのスターとしての振る舞いを見て、多くの選手が背中を追いました。当然前述のブラジル出身選手の影響も大きいものの、日本人であるカズがそれを示したことが非常に大きく、日本のサッカーの急成長を促したのは間違いありません。