インバウンドも爆買いも「もう二度と戻らない」という現実を受け入れよう
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既に2019年の時点で、相次ぐ災害の影響で訪日客数の伸び率も消費も停滞していたので、既に2020年4000万人8兆円の達成は難しいのでは、という空気感はインバウンド業界に漂っていた。
今回のコロナ禍で、掲げた達成が不可能であることはもう誰の目にも明らか。近いうちにこの目標は見直しにかかるのではないかと思う。
その際、見直す目標がどのようなものになるのかは注目したい。また訪日ビザ緩和と為替の影響で生じた爆買いも、たたき売り化のような旅行金額に、ガイドへの高額のキックバックなど様々な問題が明らかになり、まだゼロにはなっていないが既にある程度収束しているのではないかと思う。
当面の間、国境をまたぐ旅行が戻らないのは明らかだけど、何も二度と戻らないをネガティブに取る必要はないのかなと思う。これを機に、新しい取り組みや動きが加速し、より良い形に進化することだって期待できると思う。未来のことは誰にも分からないので、現状をどう捉え改善してより価値を高めていくか、はこれからの観光業に携わる人たちひとりひとりにかかっているのではないかなと思う。「二度と戻らない」というより、戻ってきたときに事業主体が存続しているとは限らない、ってことかも。僕らも海外旅行へ行けるのがしばらく先になるでしょうし、海外から来る人達を受け入れるためにできる整備などを進めるという意味では、自粛期間中に飲食店が次の手を考えたようなことが、より長いスパンで観光業関連に求められるってことかと…