[ストックホルム 8日 ロイター] - スウェーデンの通信危機メーカー、エリクソン<ERICb.ST>は8日、中国市場の製品在庫の評価減により第2・四半期に約10億スウェーデンクローナ(1億0880万ドル)の費用を計上する見通しを明らかにした。

エリクソンは、中国の主要通信会社3社から次世代通信規格5G関連機器を受注しているが、中国事業は、新製品の初期投資がかさみ、第2・四半期の粗利益率がマイナスになると予想した。

同社は第1・四半期決算を発表した際、戦略的契約が契約全体に占める割合の拡大が第2・四半期の利益を圧迫するとの見通しを示し、中国事業の粗利がマイナスになることを主因に挙げていた。

エリクソンは8日、中国5G事業は短期的に、ネットワーク事業の粗利を押し下げ続けるが、契約期間を通じて考えると好調な利益が見込めると述べた。

同社は2020年と22年のグループ財務目標を維持した。