人類学者の長谷川眞理子氏「人類史上、密集都市は異常」

コメント

注目のコメント

• 南雲 岳彦

  個人としての情報発信です。所属組織とは関係ありません。

  ・2020年06月06日

  今回のパンデミックの原因は「都市化」と「環境破壊」であり、そしてその背後にあるメカニズムとしての資本主義にも修正の必要性が。
  
  2050年までに都市に人口の約7割が集中することから発生する様々な社会課題をテクノロジーで解決することが、Society5.0の大きな政策目標にあり、その社会実装の場が都市、つまりスマートシティだと言う言われ方がされてきた。
  
  けれども、そもそもの都市化がパンデミックの原因なら、都市化を止める方向に考えていかないと根本解決にはならない。折角盛り上がりを見せつつあるスマートシティの考え方にも、この点については修正が必要にならざるを得ないだろう。
  
  特に、東京一極集中は問題と言うロジックになりそう。今後は、地域分散化で大都市ではなく、人口密度の低い中規模都市を作り、そこをポストコロナ型のスマートシティ化させていくと言う思考への修正に移行すべき。
  
  今の前提のまま、住みやすいスマートシティを作ってみても、パンデミックはおろか、第2第3の波をも回避出来ないような状態が恒常化するなど、財政負担が膨らむ一方か。