三重が「アウティング」禁止条例 都道府県で初めて
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アウティングによる自死や、自死未遂による訴訟、精神疾患になり労災申請をするケースなど、近年アウティングによる被害がより顕在化してきています。
もちろんゴールはわざわざ条例で禁止しなくても「アウティングされたところで何も問題がおきない社会」であり、並行して、性の多様性に関する適切な認識は広げていかなければ根本的な問題は解決しません。
ただ、現実的にアウティング被害は深刻で、かつ様々なところで起きてしまっています。「あの人ゲイなんだって」というような噂や笑い話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
私は”過渡期”としてこうした条例は必要な制度だと考えますし、他の自治体にも広がってほしいと思います。
「禁止」と聞くと強い印象を受ける方も多いと思いますが、基本的に「本人に確認をする」ことが重要で、本人が問題なければ第三者に伝えても問題ないという点は抑えておきたいところです。Facebookの日本語版がまだない頃、とりあえずアカウントだけ作ろうと思って登録した時、何も考えずにチェック項目の"male"にチェックを入れていたら、どうやら性別以外にも性的対象も聞かれていたことに気付いていなくて(当時そんなことを聞いてくるサービスとはまざか思っていなかった)、Facebookではながらく表記上はいわゆる"ゲイ"ということになっていた。
そして、FBを放置し続けて何年かたち、次第に日本人の友人の登録が増えていった頃、ある友人から「大場君もそうだったんだね!」というカミングアウトを受けてしまった。申し訳ない。法律や条例がなくても、個を尊重し互いを思いやれる社会になると良いなぁと思いますが、いずれにしても本件は一歩前進ですね。
人それぞれ違う。自分のクローンはいない。価値観や好みは人それぞれ。ただそれだけ。