コロナ禍で露呈!「名ばかり共働き」世帯の現実
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本記事がきっかけで「フルキャリマネジメント 子育てしながら働く部下を持つマネジャーの心得」を購入しました。読んでいて、驚きの連続です。
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本書では、「子育て」か「キャリア」のどちらか一方を優先させるのではなく、どちらも選ぶことを優先した生き方を「フルキャリ」を呼んでいます。最も強く印象に残った点を3つ挙げます。
第1に、「フルキャリ」という生き方を選択する人が非常に増えているということ。「フルキャリ」やそれに類する言葉が今までなかっわけですから、そのこと自体、あまり知られていないのではないでしょうか。
第2に、「フルキャリ」を選択する場合、あまり周りから気遣ってほしいと思っていないということ。「出産復帰直後に上司から言われた辛かった一言」が「無理をしないで」というのは気づきませんでした。
第3に、「フルキャリ」には周囲の協力が必要なため、良い仕事をして、周囲に貢献したいという思いが強いということ。このことは本書で紹介されている調査で、かなり顕著に現れています。
もちろん、人生で何を優先するかや、何にやりがいを感じるかは、人それぞれだと思います。「フルキャリ」という言葉自体も、ひょっとするとレッテルなのかもしれません。
しかし、そのような新しい言葉を通じて、今まで自分の想像力が及ばなかった考え方への気づきを得られたのも事実であり、本書に感謝しています。「フルキャリ」という言葉の定義は面白いですね。私はフルキャリなのだと思います。
家事を溜め続けても、育児を無視してても、自宅で仕事の成果を出せれば、それは立派に「自宅で仕事できている」と言って良いのかと思います。でも、「自宅で家族として存在できている」とは言えないかと思います。
職場は働く為のものなので、働いてさえいれば良いですが、自宅は働く場所でありつつ生活する場所でもあります。仕事と生活を両立して、ようやく社会人としても家族としても一人前かと思います。仕事ばかりで生活を蔑ろにする人は戸籍上家族なだけで、実質的には家族ではないです。
社会人として立派になれれば良いか、社会人としても家族としても立派になりたいか。私は後者を選びたいので、フルキャリを選びます。