[北京 2日 ロイター] - 中国汽車工業協会(CAAM)は2日、同国の5月の自動車販売が前年同月比11.7%増の214万台になるとの見通しを示した。

対話アプリ「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントで明らかにした。

大手メーカーから集めたデータを基に算出したという。これ以上の詳細は不明。

1-5月の自動車販売については、前年同期比23.1%減の790万台になるとの見通しを示した。

新型コロナウイルスの感染拡大で世界的な苦境に直面する中、中国は独フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>や米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>をなど自動車メーカーにとって希望の光となっている。

CAAMの統計によると、4月の中国の自動車販売台数は前年同月比4.4%増の207万台で、月ベースで約2年ぶりの増加だった。

ただCAAMは先月、年間の見通しについて、たとえ流行を効果的に抑えたとしても今年の自動車販売は昨年の2500万台から15%減少すると予想。新型コロナ流行が続けば最大で25%減少する可能性を指摘した。

*内容を追加しました。