新生銀、ANZの小口ファイナンス事業の全株式取得へ
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新生がニュージーランドの小口ファイナンス(個人向け自動車ローンから中小向けローンまで)を手掛けるUDCをANZから約500億円で買収。価格的にはPERで10倍、PBR1.2倍程度。
昨年からモルガンスタンレーがマンデートを得て買い手を探していた模様で、年末には中国の航空機ファイナンスHNAがクローズしかけていた案件。値段もその時から大きく乖離せず。
コロナ禍は早々と勝利宣言した同国ではあるが、まだ南半球リスクは残るため、足元のビジネスりリスクはある。
とはいえ、のれん償却負担を差し引いても新生にとっては相応の収益寄与が見込める。(期間にもよるがざっくり+10%程度の利益増か)豪ドルは足元では上昇基調(今日現在で73円前後)ですが、とは言え5-6年前には1豪ドル=100円程度だったことを考えれば、相当安いですよね。為替の面からも新生にとっては買収の好機だったのでは。
こういうフットワークの軽さ、新生銀行らしくて良いですね。