【岡崎慎司】緊張しないための「音楽」の使い方

2020/6/2
アスリートはなぜ試合前に音楽を聴くのか。
#1で脳科学の見地からそのヒントを探り、「オーダーメイド」の必要性を指摘した。では実際にトップアスリートはどうやって「音楽」を選んでいるのか。
リーガ2部・SDウェスカで活躍する岡崎慎司選手に聞いた。
※本記事はSportsPicks1月17日配信の記事を有料会員向けコンテンツとして改変したものです。
岡崎慎司(おかざき・しんじ)1986年4月16日生まれ、兵庫県出身。滝川二高から清水エスパルスへ加入。その後ブンデスリーガ・シュツットガルト、マインツと渡り、2015年にレスターへ移籍。プレミアリーグ制覇に貢献。現在はリーガ2部・SDウエスカでプレー。

「嫌な感じ」を取り除くために聴く

「毎試合、緊張するんですよ」
日本代表では3大会連続でワールドカップに出場し、4年前にはプレミアリーグ優勝を経験。日本代表におけるゴール数は歴代3位の50を数える。
そんな百戦錬磨のベテランFWである岡崎慎司は、いまもなお「緊張」と戦いながらピッチに立つ。
「何をするにしても始まる前は嫌な感じがあるんです。基本、“緊張しー”なんですよね。だから何も考えたくなくて、早く始まってほしいと思って音楽を聴いています。試合前のギリギリまで」
聴くのは自分で作った“モチベーション音楽”というプレイリスト。