[ヨハネスブルク 1日 ロイター] - 南アフリカで1日、新型コロナウイルス流行に伴う2カ月にわたるロックダウン(都市封鎖)が一部解除された。

屋外での仕事、礼拝、運動、買い物が認められるほか、鉱業や製造業でフル稼働操業が認められる。

ラマポーザ大統領は3月末、世界でも特に厳しい都市封鎖を導入し、有権者から幅広い支持を得た。外出制限に加え、鉱業・製造業の稼働率を半分に減らし、アルコールとたばこの販売を禁止した。

南ア経済は、新型コロナの流行前から計画停電などを背景に景気後退入りしていたが、ロックダウンの影響で景気の悪化に拍車がかかっている。

中銀は今年の経済成長率をマイナス7%と予想。

政府は今回、警戒水準を5段階中の「3」に引き下げ、経済活動の再開に期待を寄せている。都市封鎖の解除で感染者は増えるとみられている。