[香港 1日 ロイター] - 香港政府の陳茂波(ポール・チャン)財政官は1日、香港ドルの米ドルペッグ制を変更する計画はないと発言。米政府が香港に認めてきた優遇措置の廃止を表明した後も、「明らかな」資本流出は起きていないとの認識を示した。

同財政官は、香港ドル<HKD=>の防衛に自信を表明した。マネタリーベース全体の2倍に相当する外貨準備があり、銀行システムの流動性は「非常に健全かつ良好だ」と語った。

同財政官は、香港では今後も自由な資本流出入が続くとも述べた。