Cities & Digital Twins: From Hype to Reality - Open & Agile Smart Cities

コメント

注目のコメント

• 南雲 岳彦

  個人としての情報発信です。所属組織とは関係ありません。

  ・2020年05月31日

  欧州のスマートシティの文脈では、デジタルツインに関する思考枠組みは、凡そ出来上がってきた感がある。イメージとしては行動を始める為の仮説やプレーブックの初版が出来たと言う感じだろうか。勿論、これからの実践を通じてより多くの実践知が蓄積されていくので、ここからが本当の意味での具体的な発見が積み重なって行く。
  
  最近、ウェビナーを運営しているが、その中で人間のデジタルツインを語る回があった。AIの時代におけるデジタルツインから何を想像するかで、思想が分かれると言う話となった。ターミネーターの様に人間に反逆する像を思い描くか、それとも人間が段々と愛着を覚えるドラえもんの世界を思い描くか？と言う話だった。
  
  街のデジタルツインもそう言う議論が出来そうな気がする。1984の世界観か、鉄腕アトムの世界観か？人間が監視される社会か？機械と共存する社会か？
  
  そう言う社会観や社会哲学を考えることは、とても大切であり、正に人間の仕事と言う気がしますね。欧州を始めとする海外の諸国と連携する上でもそう言う議論を積み重ねられる社会づくりはとても大切だと感じます。