インド、11年ぶり低成長 19年度、4.2%
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インドは、
銀行部門の不良債権の多さにより
金融仲介機能が低下し
2018年から四半期成長率は低下し続けてきています。
そこにコロナによる都市封鎖で、
ヒトとモノとお金の動きが止まっています。
コロナ患者も増え続けていて、ピークアウトには時間がかかります。
こういった環境下で、2020年4月~2021年3月のGDP成長率が
プラスを維持できるのか、
これが、現在インドの経済が直面している現実です。ロックダウンは3回延長され、現在ロックダウン4.0と言われており、既に2ヶ月以上のロックダウン期間が過ぎているにも関わらず感染者は減るどころが1日6000から7000人と日々急増中で、先日アジアで1番の感染国(5月30日現在で約18万人)になりました。
インドの生活様式的にソーシャルディスタンスを取ることが難しい事や、ロックダウン延長時に一部のビジネスを再開するなどの要因で感染者数がさらに伸びていると言われています。
私自身現地(デリーNCR)で生活を続けていますが、正直この状況があと数週間から1、2ヶ月で収まるとは到底思えなく、FY2021(2020年4月〜2021年3月)でインド経済がマイナス成長になる事は十分考えられます。
一方、こうした危機は新たなビジネスが生まれるチャンスでもあるので、現地の動向を注視してチャンスを探って行きたいと思います。