[28日 ロイター] - 米会員制倉庫型ストアのコストコ・ホールセール<COST.O>が28日発表した第3・四半期(5月10日終了)決算は、売上高が市場予想を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出制限に伴い消費者の買いだめが広がった。

3月下旬から4月上旬にかけて肉やペーパータオルなど食料品や日用品の需要が急増し、売り上げに寄与した。

店舗内での買い物を避けるため、オンラインで商品を注文して配達や店舗での受け取りを選ぶ顧客が増加したことから、オンラインの売上高(調整後ベース)は66.1%増加した。

全体の売上高は7.3%増の372億7000万ドル。リフィニティブによるアナリスト予想371億3000万ドルを上回った。

同社帰属の純利益は8億3800万ドル(1株当たり1.89ドル)と、前年同期の9億0600万ドル(同2.05ドル)から減少。アナリストの1株利益予想は1.95ドルだった。

コストコは、新型コロナに絡む衛生管理や賃金上昇に関連した2億8300万ドルの費用が純利益を圧迫したと説明した。

引け後の時間外取引で株価は2%下落した。