[東京 28日 ロイター] - 日経平均は上げ幅を拡大し400円超高。2万1800円台後半での推移となっている。テクニカル的には節目の200日線を上回る勢いとなっており、高値警戒感も強まっている。

東証33業種では鉄鋼、銀行業、証券業、輸送用機器、保険業などの31業種が値上がり。石油・石炭製品、鉱業の2業種は値下がりとなっている。

日経平均は上値を追う展開。300円を超す上昇となり、一時2万1800円台まで上昇した。東証33業種では銀行業、鉄鋼、証券業などが値上がり上位となるなど、出遅れ株の循環物色が繰り広げられている。

市場では「70%を超すと買われ過ぎを表すRSIが78%に達するなど、短期的に高値警戒感を示す指標が目立つ。後半は伸び悩む可能性もある」(国内証券)との声も出ていた。

寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比193円67銭高の2万1612円90銭となり、続伸してスタート。前日の米国株式市場の上昇を受けて、好地合いを引き継ぐ格好となっている。

市場関係者によると、寄り前の板状況は、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が買い優勢。指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>、ファナック<6954.T>も買い優勢となっているほか、トヨタ自動車<7203.T>、日本製鉄<5401.T>、JR東日本<9020.T>など業種を問わず幅広く買いが集まっている。

*内容を追加します。