[ベルリン 27日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は27日、新型コロナウイルスの流行は始まったばかりで、対応を巡って地方の責任が増しているという考えを示した。

メルケル首相は「新型コロナの抑制力が向上しているとはいえ、ウイルスが消滅したわけではない」と表明。「州の取るべき責任が大きくなっている」とし、衛生や流通、教育などの管理を各地域が独自に判断すべきと述べた。

さらに「新型コロナのパンデミック(世界的大流行)はまだ始まったばかりで、感染の急速な拡大は起こり得るため、われわれは十分に注意しなければならない」と強調した。