(ブルームバーグ): 短編動画アプリ「ティックトック」を運営する中国のバイトダンス(字節跳動)は昨年、170億ドル(約1兆8300億円)を超える売上高と30億ドル余りの純利益を記録した。事情に詳しい関係者が明らかにした。すでにスタートアップとして世界で最も評価額の高い同社だが、急成長が続いていることを示している。

売上高は2018年の約74億ドルから倍以上となった。財務内容の詳細は非公開だとして関係者が匿名を条件に語った。

中国バイトダンス、未公開株取引で企業価値1000億ドル超-関係者

張一鳴最高経営責任者(CEO)率いるバイトダンスは、フェイスブックやアルファベットといったオンラインサービスで圧倒的な存在感を示す米国勢に対抗し得るライバルとなりつつある。 

フェイスブックのインスタグラムは19年の広告収入が約200億ドルだったとブルームバーグは先に報道。アルファベット傘下のグーグルによれば、動画投稿部門ユーチューブの昨年の広告収入は151億ドル。

バイトダンスの担当者はコメント要請に応じなかった。

原題:ByteDance Is Said to Hit $3 Billion in Profit as Revenue Doubles(抜粋)

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