NY株反発、369ドル高 米経済回復に期待感
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株価は早くもリバウンド。
前日の米国株式市場の下落にも拘らず、アジア市場から始まった買いモードが米国市場にまで伝播した模様で、S&P500の全11セクターが上昇しました。
昨日も決定的な買いネタがあったわけではありませんが敢えて指摘するのであれば、
(1) 新型コロナの影響で消費者の買いだめを受け、ネット販売は74%増し、2-4月のウォルマートの業績が約20年ぶりの好業績をあげたこと
(2) 全米で経済活動が再開し景気回復期待が高まったこと
(3) バイオ医薬品会社のイノビオ・ファーマシューティカルズのモルモットを使った研究で新型コロナウイルスの抗体と免疫反応が確認できたと発表したこと
です。
リセッションから脱却する際に株価が急伸する特徴を持つ小型株指標であるラッセル2000は大型株インデックスよりも上昇幅は大きかったのはあたかも経済のV字回復を前提とした打診買いが多く出ていることを示唆しています。
とは言うものの、相場変動の不安定要因が未だ多く内包されている状態で、投資家は依然として慎重に相場を見つめています。テクニカル分析的には、過去2ヶ月の最高値に達し、且つ抵抗線である100日移動平均線を僅かながら超えたことでベア派の中でも買いたくなってウズウズしている投資家もいるのは否めないです。
多くの思惑が交錯し、相場は日々上下動していますが、昨日の米国株式市場のセンチメントはV字回復派が優勢な相場でしたが、引き続きヘッドラインニュース次第で猫の目のように変わる状況から逸脱したとは言えないでしょう。