[東京 20日 ロイター] - マツダ<7261.T>は20日、6月は国内全完成車工場で昼勤務のみの生産を続けると発表した。海外はタイで同月に12日間操業を停止する一方、メキシコは同月から生産を再開させる。日本・タイ・メキシコでの4—6月の生産は前年同期に比べ74%減の約8万台の見通し。

国内の宇品第1・第2工場(広島県広島市)と防府第1・第2工場(山口県防府市)は3月28日から生産調整を実施しており、これまで非稼働日も複数あった。6月については非稼働日は設けないが、従来の昼夜勤務から昼勤務のみにして生産調整を続ける。

タイの拠点では、乗用車の生産を4月27日から、商用車の生産を5月18日から始めているが、6月は12日間、操業を休止する。

日本・タイ・メキシコの3拠点の生産規模については、4月に約1万台、5月に約2万台、6月は約5万1000台と徐々に回復する見込み。前年は各月、約10万台ずつ生産していた。4—6月の3カ月間では8万1000台と前年同期比で約23万台減る見通しだ。

(白木真紀)