東京都の「貯金」17年ぶり1000億円割れ コロナ対策で

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注目のコメント

• 前田 康三

  小池さんの四年間って批判したい部分が多い。たとえば小池さんが都知事に就任して以降、東京都は毎年一兆円近い税金が「税の再分配」の名目のもとで東京都から地方に移されている。税収だけではなく、たとえば豊洲移転や五輪の会場、マラソンの開催地の混乱は、小池さんのポピュリスト的な言動が周囲の不信感を招き、結果的に東京都が不利益を被る結末を迎えている。
  その一方で小池さんは再選に熱心で、たとえば連日のようにテレビのコマーシャルに出演している。狼少年のように過度な自粛を続け、与党も野党も対抗馬の擁立が困難な状況な追い込み、歴代知事が溜め続けた東京都の貯金をばら撒いている。小池さんは二期目の途中で国政に転身すると思うが、正直なところ小池さんの四年間って決して高い評価が与えられるものではない。
  与党も野党も小池さんの「不戦勝」を黙認するのだろうか。都知事選出馬に意欲を示す堀江さんのことはよく分からないが、小池さんの四年間を評価しない一人として、小池さんの四年間の負の部分に焦点を当ててもらいたい。