[東京 18日 ロイター] - SUBARU<7270.T>が18日発表した2020年3月期(前期)決算(国際会計基準)では、当期利益が前の期に比べ7.9%増の1525億円だった。新型コロナウイルス感染拡大で事業活動に大きな影響が出ており、今後の資金需要など総合的に勘案し、期末配当は従来予想の1株当たり72円から28円に下げた。

21年3月期(今期)の業績と配当予想の公表は見送った。新型コロナの影響が読めず、合理的な算定が困難なため。

リフィニティブがまとめたアナリスト15人による今期当期利益予想の平均は1172億円となっている。

前期の連結売上収益は前の期に比べ6%増の3兆3441億円、営業利益が15.7%増の2103億円だった。

前期世界販売は3.3%増の103万4000台だった。国内は「インプレッサ」の減少などで7.7%減ったが、海外販売が5%伸びた。

前期の世界生産は4.2%増の103万1000台。新型コロナの影響で3月に米国工場で一時操業を停止したことなどを受け、海外生産は1.3%減となったが、国内は「フォレスター」の増加などにより7.6%増えた。