[ロンドン 13日 ロイター] - ドイツ銀行<DBKGn.DE>は12日に発表した声明で、2025年までに持続可能な資金調達や投資のために2000億ユーロ(2168億ドル)を投じる計画を明らかにした。

二酸化炭素(CO2)排出量が少なく、より環境に配慮した経済へのシフトが世界的に進む中、金融機関にも取り組みへの支援を求める声が高まっている。ドイツ銀行は、融資や顧客の債券発行業務、富裕層向け資産管理サービスなどを通じてこの取り組みを後押しする。

新型コロナウイルスの危機終息後は、持続可能な投資が景気回復の中心になるとの見方が各国の間で広がっている。

ドイツ銀行は、持続可能な資金調達や投資の定義に関する詳細を第2・四半期末までに公表するとし、進展については年次で報告する。

ゼービング最高経営責任者(CEO)は、同行の取り組みは持続可能で、CO2排出量が実質ゼロ(気候中立)であり、社会的な経済の達成に向けた世界的変革を支援するという強い信念に基づいていると説明し、2000億ユーロという目標は競合他社と比較すると「野心的」な数字だと強調した。