「医療安保」アジア分散で 日本への期待なお高く
日本経済新聞
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ASEANは医療物資についてはむしろ生産基地・輸出する側にあった。日経・高橋徹記者は「医療従事者が使う手袋や防護服、マスクなど主要5品目の個人防護具について、18年の輸出額は85億ドル(約9千億円)、世界シェアは2割。4割の中国には及ばないが、世界への供給基地だった」と指摘。そこから、「日本は医療物資の中国依存が浮き彫りになるなか、ASEANの潜在力を十分に活用してきたとは言い難い」という重要な示唆を導き出している。
言われてみればその通りである。緊急経済対策で国内の生産回帰を図る方向性が打ち出され、それは促進されるべきだが、同時にASEANにおける分散投資が強化されてよいということになる。