[ドバイ 13日 ロイター] - サウジアラビアとロシアのエネルギー相は13日電話会談し、石油市場の安定達成と需給均衡の促進に向けたコミットメントで一致した。

サウジのアブドルアジズ・エネルギー相とロシアのノバク・エネルギー相は会談後に発表した共同声明で「とりわけ石油需要の伸びと石油在庫を巡る懸念緩和に絡み、経済や市場関連指標で最近確認されている改善の兆しを歓迎する」とした。

さらに、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が減産合意を順守すると確信しているとの認識を示した。

OPECプラスは4月、日量970万バレルの減産を5月と6月に実施することで合意した。

これに加え、サウジ・エネルギー省は11日、国営石油会社サウジアラムコに6月の産油量を追加的に日量100万バレル削減するよう指示。クウェートとアラブ首長国連邦(UAE)もサウジの動きに追随している。

また、複数の関係筋によると、OPECプラスが6月以降も現行水準の協調減産を継続する意向であることが12日明らかになっている。