[北京 12日 ロイター] - 中国国務院(内閣に相当)は12日、新型コロナウイルス感染拡大による影響に直面する中、総需要を押し上げ、中小企業に対する金融支援を拡大する方針を示した。

国務院は声明で、政府支援策により中小企業の経営状況に若干の改善が見られていると指摘。ただ、経済が完全に回復するには時間がかかることを踏まえると、中小企業はなお深刻な状況に直面しているとの認識を示した。

このほか、民間投資と消費支出を拡大させる方針を表明。小規模銀行の資本増強を加速化させるほか、中小企業のために株式・債券市場の支援も強化する。また、新型ウイルス感染拡大で大きな影響を受けた企業に対する一時的な支援策を打ち出す方針も示した。

当該する閣議がいつ開かれたかについて声明には明記されていない。