経営危機の英ヴァージン、宇宙旅行部門の株式430億円分を売却へ
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注目のコメント
まあたしかに、安月給から工面して真面目に税金払っている一般人が、コロナでローン払えなくなって家を取り上げられそうになっても政府が助けてくれないわけで、それなのに税金をまったく払っていない超大富豪だけ助けてもらえるなんて話は感情的に受け入れられないでしょう。もちろん感情論でしかありませんが、人間は感情で動くものですから、まあ自業自得という他ないでしょう。
もちろんこうやって資産を売って操業資金を捻出することは持続可能ではないですから、ブランソンとしては、ネッカー島を担保に入れ、こうやって株を手放し「身を切る姿勢」をアピールすることで、いづれ国の支援を得たいという思惑があるんじゃなかろうかと思います。
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ところで操業から15年以上経っても、利益をあげていないどころか売り上げすらほとんどない企業が41億ドルの時価総額とは、株式市場とは不思議なものだと常々思います。まあ、たとえ破綻しても売れる技術資産があるということである程度説明はつくのでしょうが。リチャード・ブランソン、自分はイギリスに1ペンスも入れていないのに政府に資金要請して断られたので、やむなく上場したばかりのVirgin Galacticの株を売るハメに。今のところ弾道飛行でも宇宙に行きたいという人は多いので、なんとか採算が取れる見込みで株価もしっかりしているが、不具合等があると…。
ブランソンさん好きなので、なんとかこの苦境を凌いでほしいところですが、
『フィナンシャル・タイムズ(FT)の報道によると、ブランソンは4月中旬に英国政府に6億2200万ドルの資金の借り入れを申し出たが、政府はこの要請を拒絶したという』
とのこと。既に大規模なリストラも発表していますが、時間との勝負になってきました。
こちらの記事で書かせていただきましたが、バランスシートの汚れた会社にまともに融資するのは難しいのです。
https://newspicks.com/news/4872360?ref=user_391390
ましてや、政府が支援するとなるとトリアージが働くので、すべてはムリとなると冷徹な判断をせざるを得ない場面の出てきます。
それでも、稀代のアントレプラナーには頑張ってほしい!!