米NY市外の州内一部地域、週末に経済再開の可能性=知事
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NY市は世界でも最も人口密度が高い都市の一つですが、市内から車を30分も走らせて一歩郊外に出れば自然豊かな長閑な光景が広がっています。
私が住むNY郊外のエリアもNY市への通勤圏内ですが、鹿や野ウサギ、七面鳥などが住宅地に日常的に見られ、熊が出ることもあります。
市内はさておき、こうした人口密度の低いエリアから経済再開するのは理にかなっていると思われます。NY州の中でマンハッタンのあるニューヨーク市は東南端に位置しているNY州のごく一部です。NY州は西はカナダの国境に面しているそれなりに面積の大きな州で、「NY市外の州内一部地域」とあるように、経済が再開する地域にニューヨーク市は含まれておりません。
なお、ニューヨーク州は経済再開のための7基準を発表しており、ニューヨーク市が満たしているのは4つ。経済再開までには残り3つの基準を満たす必要があり、これがいつになるかは現状不明な状況です。
その3つは、(1)新たな入院患者数が10万人あたり二人未満であること、(2)全ベッドの少なくとも30%が常に利用可能なこと、(3)ICUベッドの少なくとも30%が常に利用可能なこと、です。米ニューヨーク州のクオモ知事が先週、経済活動の再開についての詳細な計画を発表した事に続き( https://www.nytimes.com/2020/05/04/nyregion/coronavirus-reopen-cuomo-ny.html?searchResultPosition=2 ) 、今週末より州内の3つの地域で経済活動を再開できる可能性があると述べたことは、良いニュースだ。
米国の他州における状況と比較しても、データと科学的根拠に基づいてこれらの基準を満たすことは非常に重要となる。ニューヨーク市の経済活動再開はまだ時間がかかりそうだが、適切に進められるはずだ。
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