コロナ対策の新アプローチ:住民まるごと検査せよ
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どの地域を対象とするか?の選択の判断基準必要だが、ひとつの有効な手段か。通勤電車まるごと、マンションまるごと、オフィスまるごと、などもありか。
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カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の研究者らと組んで、4月下旬の4日間に可能な限りの住民を検査した。対象者は、ボリナス町民1600人のほぼ全員と数百人の緊急救援隊員を含む1800人超
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地域全体でどの程度の住民がコロナに感染しているかを把握することは、誰を隔離すべきか、ウイルスはどう拡散したのか、資源をどこに振り向けるべきかといった問題を理解する上で役立つ。
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ミッション・ディストリクトでの検査は、ボリナスの検査が終了した直後の4月25日から始まった。4日間に4000人以上を対象にPCRと抗体検査を行い、世帯の57%を検査した。UCSFによると、ボリナスで実施した1845人のPCR検査はすべて陰性だった。だが、ミッション・ディストリクトに居住または勤務する人の2%超がコロナに感染しており、このうち半数以上は無症状だった。ラテン系は参加者全体の44%だったが、PCRで陽性反応が出た人の95%を占めた。世帯規模の大きさや低所得といった要因がコロナ感染に関連しており、PCR検査で陽性となった住民の90%は在宅勤務ができない職業だと答えた。
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