ステークホルダーと歩む 企業、公益担ってこそ: 日本経済新聞
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日経の日曜版「コロナと資本主義」シリーズの第4回、最終回は「ステークホルダーと歩む」。
最近になって、企業は株主「シェアホルダー」のモノばかりでなく、社会的存在なのだから、社会・顧客などにも責任があり、顧客などの社会・コミュニテイでもそれなりの評価をされてなくてはいけない、つまりは「ステークホルダー」の評価も極めて大事なのだという論陣。
特にネットの時代、評判はどこで、だれから、どこまで広がるかわからない、だからとても恐ろしいことなのだ。「社会の信用」といったものだ。当然だと思うね。
だから私も20年ほど前から機会あるごとに「イノベーション関係」などの講演ではいつも「シェアホルダー」ばかりではなく「ステークホルダー」への責任、評価を強調していた。いわば近江商人「3方よし」の精神だ。
ちょうど同じ号、別の紙面に世界経済フォーラム(WEF)創業者のクラウス・シュアブ氏の同様の趣旨のインテビュー記事「企業は社会と生きる存在」がある。彼の持論だ。
私もWEFには2000年から12,3年ほど、ほぼ連続して参加していたが、シュワッブ氏の企画、個人的な会話などから、彼が「企業の社会性」を強く意識していることに共感していた。そしてグローバル時代の「多様なステークホルダー」、「若い世代」を強く意識しておられた。まあ、話をしていると波長が合うのですね。
この日経のシリーズ「コロナと資本主義」の締めとして、今日の二つはよかった、と評価するね。