【全録1万字】「自宅フィットネス」が、バブっている
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もともと、旅行先や出張先でもエクササイズを行いたい人のために、ある程度のランク以上のホテルはジムを完備しています。そう考えると当時から、どこにいてもフィットネスに関する情報が得られ自分でエクササイズできるサービスはニーズがあった。
それが今やどこにも出かけられない今、自宅でいかにエクササイズを行うかというニーズに変わってきている。一般的な移動が制限されている中ではむしろ健康増進の活動ができないと健康に不具合をきたす。Nice to have(あったらいいな)からMust to have(ないと困る)に。
しかもこれは国籍に関わらず普遍的なニーズであり、マーケットが世界中に広がっている。個人ブランドで発信するSNSのリテラシも高まってきた世代にとっては、この上ない市場が広がっているんですね。
うちの会社でも、TikTokerやYouTuberとして活躍されている社員とそのチームがWellness Channelと題して毎日エクササイズ動画をグローバル従業員2万人に対して配信しています。個人としても企業としても、ニーズがありそうですね。
注目のコメント
昔から、フィットネスや英会話など「継続が力になる」系のものはオンライン化が向いていると思ってました。ちょっとした隙間時間にでもできることが継続のコツだと思います。
実際私も今ではフィットネスは30dayworkout(アプリ)、趣味の楽器はArtistWorksやudemyのサブスクで、事足りてます。
むかし人材開発部にいた頃、社員の英会話トレーニングをスクールのみにしていたらドタキャン率が50%でお金がかかるわりに社員が全然上達しなかったところ、オンラインのオプションも加えたら稼働率が非常に上がったことを覚えています。忙しい現代人にとって、オンラインの選択肢は今後必須になるんでしょうね。
もちろんオフラインの良さも捨てがたいものはあるので、その日の気分やスケジュールによって選択ができる状態がベストだと思っています。そこには知らない世界が、広がっていました。
ロックダウンで、大流行した「タイガーキング」さながら、フィットネス動画界にも、群雄割拠のように「カリスマ」たちが乱立していて、居場所を求める視聴者たちが、ある意味スピリチュアルな世界にのめり込みます。
今、この業界はまさに戦国時代です。コロナが少し落ち着いても以前のようにジムで隣同士が汗をかき合う未来は描きにくい。
だから、従来のジム運営会社に加え、昨年IPOしてコロナ後も伸びを見せているフィットネススタートアップ「ペロトン」などオンライン勢、ヨガやフィットネスの個人のカリスマたちが、デジタルの覇権をめぐって、あらゆる手を打ち出している今はなかなか興味深い。
ぜひ、深遠なる世界をのぞいてみてください。私を担当してくださっているパーソナルトレーナーが、オンラインで筋トレ講座を開始。その人が興味深いことを言ってました。「筋トレの時間は半分で良いので、あと半分は会話を楽しみたいというお客様が少なからずいらっしゃいます。」
リアルでのトレーニングも会話はあると思いますが、オンラインだと筋トレの他に他者との会話に比重を置く人が増えるということかなと。